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2009年07月08日

レコ初ラッシュ

まずはわれらがABECHANG


下のよもやま話読んだんですが、すごい人だったんですねABECHANG

しらなかった〜

レコ初ラッシュ


レコ初ラッシュ



Jazzy Jam Dancehall
IN THE MOOD FOR JAZZ
¥2,825(税込)


FUNKADELIC 一押しな一枚です

ホントお勧めですこのCD

ABECHANGさんへ
ぜひこのCDの参加アーティスト集めてお披露目してください

IN THE MOOD FOR JAZZ制作よもやま話  by Co. Producer 小林


  ダンスホール・レゲエのファウンデーション・プレイス、キング・ジャミーズの改装された新スタジオで、某国内メーカーのカヴァー物の制作を行っていた時の事。サンプル用に持っていった、KUUBOとABECHANGが制作したUAのカヴァー楽曲を試聴していた時に全ては始まった。その音源はタイトなダンスホールのドラム&ベイスにジャジィなキーボードが絡むといった物だったが、その場に居合わせた、JAの売れっ子キーボーディスト、Dwanyne Morris(ビーニマンのバンドのミュージカルディレクター)と、コーションバンド(昨年バウンティやエレファントマンと共に来日)のマルチ・プレイヤー、Ernie Wilksの2人が、スピーカーから流れてくるその音に合わせ、いきなりセッションを始めてしまった。Dwanyneは、『This Keyboard Player is Bad !Bad! Bad!』と言いつつ、すぐにそのプレイをコピーしつつ、更に早いパッセージでジャジィなフレイズを弾きだしたのだった。その日のレコーディングを終えた後に、DwanyneとErnieは、『あんなレコーディングあったら、オレ達にもプレイさせてくれ!』『オレはアメリカでジャズ勉強して来たんだ!』みたいな事をさかんに訴えかけ、別れ際『Don't forget Jazzy jam ting!』と言って、彼等は帰路の車に乗りこんだのであった。

  帰国後、そんな話をKUUBO, ABECHANGとした際に、当然ながら、ユニット結成~アルバム制作と話は盛り上がり、このJazzy jam企画は、生まれました。

  複雑でありながら美しいコードの響きやメロディを持つソフィスティケートされた"ジャズ”のテイストと、グルーヴ命のラフ&タフなレゲエのヴァイブス、この相反する要素が上手く融合したユニークな作品、そんなイメージを着地点として、制作はスタートしました。ま、紆余曲折を経たものの、90%位は、そこに近づけたのでは??そんな風には思っていますが、 それは、一重にKUUBOとABECHANGの高い演奏力のお陰だと思います。また、この企画に賛同して集まってくれた、ミュージシャン、フューチュアリング・アーティストの力演も、この90%の達成感の大きな要因である事は言うまでもありません。

  現在、ジャマイカで産み出されるレゲエ・アルバムでは、本当に少なくなってしまったこんなミュージシャン・ライクな作品も、世界のレゲエ・ファンの中には結構喜んでくれる人が多いのでは?と思ったりもしています。デニス・ボヴェールもジャズ・アプローチのアルバム出したばかりだし・・。と言う訳で、海外リリースの話も密かに進行中です。まあ、日本のレゲエ・ミューシャンの質の高さや、こんなエキセントリックな作品を世に送りだせるシーンの熟成を知らしめる一助になれれば、と思っています。
  ジャマイカのDwanyneとErnieはこの作品を聞いて、又、喜んでくれるのだろうか???

JAZZY JAM DANCEHALL
KUUBOとABECHANGこと阿部吉剛が結成した、ジャム・バンド的な演奏力を全面に押し出したレゲエ・トラックを制作する為のユニット。今後はこのユニットで、ライヴ活動も行って行くとの事。

KUUBO
80年代後半、殆ど日本人が訪れる事の無かったジャマイカのゲットーエリア、トレンチタウンに単身ベイス修行に赴き、レゲエのヴァイブスを体得して来た強者ベイシストである。現在はジャマイカに長期滞在するレゲエ・フリークが多くなったが、その先鞭を付けた事からも、彼をリスペクトしないレゲエ関係者など日本には皆無と言っても過言ではない。Rico Rodriguezを始めとし、海外のレゲエ・ミュージシャン達からの信頼も厚く、正にミュージシャンズ・ミュージシャンと呼ぶに相応しい存在である。この夏、彼のシグネチュア・モデルのベイスも某メーカーより発売されるそうである。

ABECHANG
KUUBOの盟友と呼ぶに相応しい名キーボード・プレイヤー。元々は佐野元春のハートビート・バンドに在籍していた事からも解る様に、メインストリームの音楽シーンで、セッションマンとして活躍しきたプレイヤーである。KUUBOの野太いベイスと独特のタイム感に惹かれ、彼のRAGAMATIXに参加し、以降レゲエに傾倒して行くが、サーフィン好きな自由人たるそのライフスタイルのせいか、忙しい事があまり好きでは無い様で、KUUBO以外のミュージシャンとの接点はあまり持ちたがらない。しかし、その圧倒的なスキルと、アレンジャーとしての能力は、日本のレゲエ界ではNo.1であると、KUUBOは断言している。

参加アーティストについて

SACHI HAYASAKA

女性ジャズ演奏家の草分け的存在だが、米国武者修行時代にジャマイカ人、ナイジェリア人等からなるレゲエ・ベイスのミクスチュア・バンドに在籍していた事もあり、実はレゲエ偏差値の高さは相当な物がる。現在ジャングルルーツバンド等で活躍する森俊也と共にジャズ・ダブ・ユニット、MAUでも活躍中。デニス・ボヴェールがプロデユースした実質このMAUによるアルバム(DENIS BOVELL JAZZ BAND名義)DUB JAZZ JAZZ DUBも最近リリースされている

宇羽羽 a.k.a Dee Chika
90年代のDEEVAブームの頃から活躍する実力派シンガー、一時体調を崩し、休養を余儀なくされていたが、最近復活し、宇羽羽(ウフフ)と改名し、活動を再開。様々なコンピ等に参曲するなど、ようやく活動を本格化せている。

MAKI OZAKI
名古屋在住。ヴォーカル・スクールで教える傍ら、コーラスシンガー、アレンジャーとして、名古屋のmachaco、アキソル、HOME MADE家族、シーモ等々、レゲエ~ヒップホップ系のアーティストのレコーディングやステージで、引っ張りだこの実力派。今回はボサノヴァ・テイストのオリジナル曲も披露してくれた。

MIKI JAZZ
最近注目される新進のレゲエバンド、JAMA-ICHIにフューチュアされ、俄に注目を集めている女性シンガー。JAMA-ICHIのリーダー、梅津旭の実父で世界的なジャズ・サックス奏者、梅津和時氏等ともセッションを重ねただけに、ジャズの素養も十分。

D.N.A.
HIPHOP界の超異端児集団、Think Tankの4MCの一人、 NOX改めD.N.A.。DJ-BAKUプロデュースによるプナーニ・リディムがベイスのミクスチュア・チューン、NOISED FUNKでのラップ・スタイルに興味を持ったKUUBOが参加を要請。

TRUTHFUL a.k.a. STICKO
説明不要、世界最強サウンド・クルー、マイティ・クラウンのオリジナル・セレクターにしてファイアーBのメンバー。本人は謙遜するが、実は、ジャズ・ピアノも中々の腕前。ファイアーBのリハーサル中に、スタンダードを洒脱に弾きこなす彼の姿を見たKUUBOが参加を要請。今回、彼がカヴァーしたフランク・シナトラの楽曲は本人の選曲による物。その渋さにJAZZY JAMも脱帽!!

KEISON
彼も説明不要のアーティストであろう。JAZZY JAMの2人とは旧知である。この作品の製作期間中であるにも拘らず、ABECHANGが、KEISONと台湾にサーフィン旅行に行ってしまったのが、参曲を要請した直接のきっかけであるが(???)、彼の歌声からは、まるでフリージャズのミュージシャンの様な資質を感じるのも又事実である。それは、ボブ・マーリーにも通じるこのシンガーが持つ、"精神の自由さ"に由来する物なのかも知れない。JAZZは意匠では無いと言う事かも知れないですね。


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Posted by FUNKADELIC -tiny and emotional life- Surf at 20:27│Comments(0)ミュージック
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